FXでトレードをしていく中で大事なのは勝率ではありません!正しいリスクリワードを知ることで損小利大のトレードを心がけましょう。リスクリワードレシオの計算式や損益分岐点の重要性について書いてます。
勝率より重要なこととは
トレードをやっていくとどうしても意識してしまうのが勝率だと思いますが、勝率はさして重要なものではありません。
というか、勝率だけ見るのは重要ではないと言った方がいいですね。
よくFXの商材でも、
驚異の勝率○○%!!あなたも絶対勝てる!みたいなキャッチフレーズをよく見かけますが、
はっきりいって勝率100%にしたかったらできなくはありませんよ。
勝率のからくりというか、単純な話なんですけどつまり勝てばいいわけで、マイナスポジションを決済せずにずーーーーーーーーっと持ち続けてプラ転したら決済すればいい。
そしたら負けない。でも何年も塩漬けになるポジションや、大袈裟に言ったら一生マイナスのままのポジションもでてくるかもしれません。
さらに言ってしまうと、トレード1回だけしてその1回の結果が勝ちであれば勝率100%w
世にある商材の勝率が、何回トレードしたうちの勝率なんだかわかりませんけど。
商材なんかでも、勝率だけのせているのと勝率とリスクリワードをのせているのでは、私の中では信用度が格段に違いますw
ズバリ勝率よりも重要なことは・・・
リスクリワードレシオ=損益比率
利益が出たトレードの利益の額と損益が出たトレードの損益の額の比率です。
リスクリワードレシオの計算式
リスクリワードレシオ、損益比率について詳しくみていきましょう。
まずは計算式です。リスクリワードレシオは以下の計算式で出せます。
利益が出たトレードの利益の平均額÷損益が出たトレードの損益の平均額
この計算式でだせるのがリスクリワードレシオ(損益比率)です。
リスクリワードレシオは0以上の数値で示され、当たり前ですが、利益の平均額と損益の平均額が一緒ならば1となります。
リスクリワードレシオが高ければ高いほど、トレードでの利益が大きいことを表しています。
自分のトレードの結果を数値化してみるのにわかりやすい指標になります。
損益分岐点とは
損益分岐点をかっこよく言うと、ブレイクイーブンポイントですw
利益がでるか、損益がでるかの分かれ目ということです。
重要ですね!
この分岐点を算出するには、リスクリワードレシオ(損益比率)と勝率を使います。
勝率は単体では重要としませんが、このリスクリワードレシオと組み合わせることで重要なものになります。
ちなみに勝率の出し方は・・・
勝ちトレードの回数÷全トレードの回数
たとえば、10回トレードした結果、勝ちトレード5回で利益が100pip、負けトレード5回で損益100pipだったとします。
100÷100=1でリスクリワードレシオが1、勝率は5÷10×100=50%。
つまり利益の平均額と損益の平均額が一緒の場合で勝率が50%の場合は±0となります。
この±0が損益分岐点となることがわかります。
ここで仮に勝率が80%だった場合はどういうことが言えるかというと、1回での負けトレードでの損失が勝ちトレードの利益よりも多い、損大利小のだめトレードをしているということになります。
損益分岐点とリスク:リワード
では、ここまでで考えてみましょう。
まずトレードで本当に勝つとうことは利益をしっかりと上げていくということになります。
そのためにはただ勝率を上げるだけではだめ。
リスクリワードレシオを1以上、2程度でキープできるようになれると理想的です。
そして、なんのために損益分岐点が重要になってくるのかというと、自分のトレードにおけるリスクとリワードの取り方を考える時に重要になります。
ポシションを取る時には、どこまで上がったら利確、どこまで下がったら損切りかを決めます。
これを決めないでトレードすると確実に負けます。
自分の勝率、リスクリワード、損益分岐点からリスク:リワードの比率を見直します。
OANDAラボより引用
この表がとてもわかりやすいと思います。
損益分岐点が0〜マイナスになっている場合は、勝率を上げるかリスクリワードレシオを上げるかの2択です。
勝率を上げるのは勝てばいいわけですが、そう簡単にいきません。
まず見直していきたいのはリスク:リワード、利幅と損切り幅の見直しが必須になります。
理想的なリスク:リワードとは
だいたいリスク:リワードは1:2が良しとされています。
私もこれでいいと思います。
理想を言えば1:3でもいいし、リワードは多くて悪いことはありませんが欲を出しすぎるのはダメです。
ポジションを取る時に、このリスクリワードを参考にリスクが1未満でリワードを2以上取れる位置でのエントリーを心がけるようにします。
やみくもにトレードをしないように、このリスク:リワードをトレードに取り入れてみましょう。
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